【IT転職】Androidエンジニアって何?必要なスキルや資格を解説します!!

世界中で使用者が増え続けるスマホOSの一つであるAndroidですが、その成長の背景にはAndroid端末を専門にアプリケーション開発をするAndroidエンジニアの存在があります。

将来性が高いと噂されるAndroidエンジニアですが、その実態はどうなのでしょうか。

今回は、Androidエンジニアとは何か、将来性はあるのか、そしてAndroidエンジニアになるために必要なスキルや資格を紹介します。


ぜひ最後までご覧くださいね。

この記事を読むのにおすすめな人

この記事は以下のような人におすすめです。

・Androidエンジニアになりたいと考えている人

・Androidエンジニアになるにあたって必要なスキルや資格を知りたい人

・インフラエンジニアなどの他職種からAndroidエンジニアへに転職を考えている人

1. Androidエンジニアとは


Androidエンジニアは、スマートフォンOSの一つであるAndroidを搭載したモバイル端末を対象として開発を行い、Android用アプリケーションを提供するエンジニアのことです。

1-1. 業務内容

業務内容を俯瞰して説明すれば先に述べた通りAndroid用アプリケーションの提供になりますが、業務内容を細かく説明すれば「アプリケーション開発」と「インフラ保守・運用」に分けることができます。

アプリケーション開発

開発の初期段階である設計からコーディングまでを含む、いわばAndroidエンジニアのメインとなる業務です。

無論、リリースして終わりではなく、新たに見つかったバグの修正や追加機能の実装なども行います。

開発言語にはJavaやKotlinが用いられ、開発環境としてAndroid Studioが採用されるケースが多いです。

インフラ保守・運用

アプリが安定して動作するようにサーバーの保守管理などを行う、いわば裏方の業務になります。

業務の際に、AWSやMicrosoft Azureなどのクラウドサービスを使うことも多いです。

アプリケーション開発と異なる知識が要求されるため、サーバーの開発や保守管理経験などインフラ運用に関する知識やキャリアがあると、より活躍できるでしょう。

1-2. 将来性

日本では使用者が少ないAndroid端末ですが、世界的に見ると実はAndroidの方がiOSよりも普及率が高いです。

2023年2月にアウンコンサルティング株式会社から発表された調査結果によれば、日本ではAndroidが32.76%、iOSが67.11%だったのに対し、全世界ではAndroidが72.37%、iOSが26.98%だったそうです。

さらに、Android端末の開発・発売には様々な企業が参画しており、これからもより多くの種類のAndroid端末が登場し続けることが考えられます。

そのことから、Androidエンジニアの需要は高く、将来性は非常に明るい職業であると言えるでしょう。


※参考:アウンコンサルティング株式会社, "世界40カ国、主要OS・機種シェア状況 【2023年2月】~多言語Webプロモーションにシェア状況データを活用する~
https://www.auncon.co.jp/press/release/2023-02-08/

1-3. 年収

将来性が高いと考えられるAndroidエンジニアですが、肝心の年収はどうなのでしょうか。

2023年7月時点での求人ボックス上で掲載されていた求人情報を参考に算出すると、平均年収は599万円であることがわかります。

全体の給与幅としては358〜925万円とかなり広く、求められるスキルが高ければ高いほど年収もアップしていくことがわかります。

今後も成長が強く期待される分野のため、年収も全体的に上がっていくことが予想されます。


※参考:求人ボックス, "Androidエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/Android%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6

2. 必要な知識・スキル


Androidエンジニアになるためにはどんな知識やスキルが必要なのでしょうか。ここでは代表的なものを3つ紹介します。

2-1. Androidに関する知識

AndroidエンジニアはAndroidOSを専門にするエンジニアですから、やはりAndroidOSに関する知識が必要不可欠となります。

定期的にアップデートされるバージョンにあわせて、どのような機能が追加され、何が廃止されたかなどといった情報を常に収集し続けることが必要です。

また、もし自分のスマホがAndroid端末であれば、日頃から積極的に触ることも可能ですので、様々な知識の吸収に役立つことでしょう。

2-2. JavaやKotlinによるコーディング力

Androidアプリの開発は主にJavaやKotlinで行われています。

現場によってどちらかの言語で統一されていたり、古い機能はJavaで開発され、新しい機能はKotlinで開発するといった場合もあるでしょう。

このことから最低でも一つの言語はマスターしておく必要があり、可能であれば両方の言語をマスターしておけるとよいでしょう。

2-3. 円滑なコミュニケーション力

Androidエンジニアに限ったことではありませんが、チームで開発をする以上はコミュニケーションは欠かせません。

誰がどの機能を受け持つのか、そのコードを書いた意図は何か、緊急で報告することはないかなど、チームで動く現場では意思疎通が常に必要になります。

1つの案件を1人で開発する場合を除き、基本的には積極的にコミュニケーションを取り、チームで動くことを心がけましょう。

3. 役立つ資格:Android技術者認定試験


Androidエンジニアを目指す際、またはフリーランスとして活動する際に、持っておくとAndroidエンジニアとしてのスキルが証明できる資格があります。

それがAndroid技術者認定試験(ACE)です。


※参考:一般社団法人 IT職業能力支援機構 Android技術者認定試験制度委員会, "Android™技術者認定試験制度
http://ace.it-casa.org/ace/about/


これは民間資格になりますが、世界中で実施されている試験であり、高い信頼性がある資格になります。

試験の区分としてアプリケーションを開発するエンジニアを対象とした「アプリケーション技術者認定試験」、プラットフォーム周りを開発するエンジニアを対象とした「プラットフォーム技術者認定試験」の2区分があります。


また、それぞれに「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2種類の難易度が用意されています。

自分にあった試験の種類と難易度を選べるため、開発スキル学習の目標にしやすいのが特徴です。

ベーシックの難易度「ベーシック」は、経済産業省が認定するITスキル標準によると基本情報技術者試験と並ぶレベル2であり、合格率は50%弱のため、ある程度の勉強量が必要です。

試験はCBT方式で行われ、原則毎日実施されていますが、認定証はすぐに送付されないため多少のタイムラグがあることに注意しましょう。

4. まとめ


本記事では、Androidエンジニアの概要、将来性、Androidエンジニアになるために必要なスキルや資格について解説しました。

現在もスマホを持つ人は増え続け、Androidユーザも増え続けることから、Androidエンジニアの需要は今後も高く、将来性は非常に明るいものであると言えるでしょう。

この記事が少しでも皆さんのAndroidエンジニアに対する理解への一助になっていれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。