【IT転職】JavaScriptって何?どんなことができるの?将来性や年収も含めて解説します!

インターネットが発達し、今ではたくさんのWebコンテンツが存在します。

皆さんはそれらWebコンテンツを支えるのに欠かせないプログラミング言語の一つである「JavaScript」をご存知でしょうか。


今回はJavaScriptに興味を持った初学者、あるいはこれからJavaScriptエンジニアを目指す方向けに、JavaScriptの特徴や将来性、JavaScriptエンジニアの年収などについて解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

1. この記事を読むのにおすすめな人


この記事は以下のような方におすすめです。


・プログラミング初心者でJavaScriptの特徴について知りたい人

・JavaScriptエンジニアへの就職・転職を考えている人

2. この記事に書いてあること


この記事には以下のことが書いてあります。


・JavaScriptは、動くWebページを作るために必要なプログラミング言語!

・昨今のWeb業界には欠かすことのできない言語で需要がかなり高く、将来性がある!

・JavaScriptとJavaにはあまり関係性がなく、別物である!

3. JavaScriptってどんな言語?


JavaScriptは、皆さんが普段よく目にするWebサイトのほぼ全てに使用されています。

ここではWebサイト構築に必須なJavaScriptについて、概要や特徴、将来性などを解説していきます。

3-1. JavaScriptの概要

JavaScriptは、1995年にネットスケープコミュニケーションズのブレンダン・アイクによって開発されました。

一言で説明すれば「Webページに複雑な動きをつけられる」プログラミング言語であり、Amazonや楽天市場などのECサイト、YouTubeなどの動画投稿サイト、さらには特段有名ではなくてもポップアップウィンドウが出てくるサイトや、ボタンを押すと隠れていたメニューが出てくるサイトなど、普段目にするほぼ全てのWebサイトに使われています。


また、ソフトウェア開発者に焦点を当てて分析を行う「RedMonk」社によれば、2023年に行われた「人気のあるプログラミング言語ランキング」でJavaScriptは1位であったと発表をしました。

以上のことから、JavaScriptは現代社会における需要がかなり大きく、絶大な人気がある言語だと言えます。


※出典:RedMonk,"The RedMonk Programming Language Rankings: January 2023,"
https://redmonk.com/sogrady/2023/05/16/language-rankings-1-23/

3-2. JavaScriptの特徴

Webページに複雑な動きをつけることができるのがJavaScriptの特徴だと先程述べましたが、ここではもう少し詳細に特徴を解説していきます。

・動きのあるWebページが作れる!

JavaScriptの一番の特徴だと言えるでしょう。

本来、WebページはHTMLというマークアップ言語で単なる文章に段落や見出しをつけ、そこからCSSというスタイル言語で背景やフォントをつけただけの状態でも公開することができます。


しかし、それだけではページに動きがなく、面白みがありません。

そこで、JavaScriptの出番です。

JavaScriptを適用することで、ボタンを触るとポップアップが出るようになったり、メニューバーに触ると隠れていたメニューを表示できたり、スライドショーのように画像を次々と表示させたり…といった動きのあるWebページを作成することができます。


Web業界ではなるべくサイトを訪れた人を長い間Webページに留めておきたいため、JavaScriptは必要不可欠な技術になっているのです。

・Webアプリケーションも開発ができる!

ただ情報を表示するだけのWebページだけでなく、ユーザとやり取りしながら情報を処理できるWebアプリケーションもJavaScriptなら開発することができます。

身近な例であげれば、Googleが提供する「Googleスプレッドシート」もJavaScriptを用いて開発されています。

このようにWebコンテンツ全般でJavaScriptは使用されており、需要が高い言語だと言えます。

・フレームワークが豊富!

フレームワークとは、大規模なアプリケーションを開発する際によく使われるような機能やアプリケーションの土台を提供するソフトウェアを指します。


このフレームワークを用いることで既存のソースコードを使い回すことができ、開発が非常に効率的になるのです。

JavaScriptでは、Webサイトの構成パーツを提供する「React」やWebアプリケーション開発のための必要な機能を提供する「Angular」などといった、JavaScriptフレームワークが非常に豊富です。


そのため、Webコンテンツの開発がしやすい環境であると言えるでしょう。

3-3. Javaとの違いは?

ところでJavaScriptはプログラミング言語の一つである「Java」と名前が似ていますが、果たして関係性はあるのでしょうか。

実は、共通点はいくつか持つものの、派生して誕生したなどといったような関係性は特にありません。


開発された当初は、「LiveScript」という名前でしたが、Javaの開発元とLiveScriptの開発元が業務提携をしており、なおかつJavaは大きな注目を浴びていたため、LiveScriptからJavaScriptという名前に変更されました。

そのため、両言語にあまり関係性はないのです。


Javaはバックエンドを開発する言語であり、JavaScriptはフロントエンドを開発する言語のため、その違いを理解しておくと良いでしょう。

3-4. 将来性

ここまで紹介をしてきたJavaScriptですが、将来性はあるのでしょうか。

結論から言えば、将来性は十分にあると言えます。


第一に、「JavaScriptの概要」の章で紹介したプログラミング言語の人気ランキングではJavaScriptが堂々の1位であり、現在も多くの場面で使われているプログラミング言語であることがわかります。


また、IT/Web業界の転職支援サービスを提供する「レバテック」が2020年に発表した「プログラミング言語別求人案件ランキング」によると、JavaScriptのプログラミング言語別の新規求人割合は第3位でした。

数多くのプログラミング言語が存在するIT業界において、Top3に位置付けられるのは需要がある証だと言えるでしょう。


今後、Web業界が廃れることも考えにくいため、Web業界に必要不可欠なJavaScriptは非常に将来性がある言語だと考えられます。


※出典:レバテックキャリア,"【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング,"
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/606/

4. JavaScriptエンジニアの年収


将来性があるJavaScriptですが、JavaScriptエンジニアの年収はどうなのでしょうか。

ITエンジニア転職サービス「テックゲート」を運営する「セルバ」社が2023年5月に実施したアンケートによると、40歳以下のJavaScriptエンジニアの平均年収は約500万円でした。

この年収はその他のプログラミング言語と比較すると平均的な年収になっています。


さらに、データの詳細を見ると回答者の年収幅が300万円以下から1000万円以上とかなりばらついています。

このことから、JavaScriptはWebコンテンツ関連であれば様々な企業で使われるため、企業によって年収のばらつきが出てしまうと考えられます。

裏を返せば、キャリアを積んで転職を重ねれば高年収のポジションも狙うことも可能です。

高年収を目指したい方は様々な業務経験を積み、スキルを磨くと良いでしょう。


※出典:テックゲート, "ITエンジニアの年収とプログラミング言語:2023年5月アンケート調査,"
https://tecgate.selva-i.co.jp/blog/1434/

5. まとめ


本記事では、JavaScriptの特徴や将来性、JavaScriptエンジニアの年収などを解説しました。


JavaScriptは複雑な動きをするWebページを作成できる言語であり、昨今のWeb業界には欠かすことのできない言語です。

Web業界に携わった仕事がしたいと考えている方は、JavaScriptエンジニアを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。