【初心者】基本情報はおすすめ

「基本情報(FE)レベルの知識がある人材がほしい」

私が経験半年の駆け出しエンジニアの頃、転職活動の際に言われた言葉です。


「学生のうちにITパスポートと基本情報を取っておけば就活で評価される」

私が学生(情報理工系、偏差値45ぐらい)の時にとある教授が口酸っぱく言っていました。


「ITパスポートも大事だけど取得していてもあまりネタにされない」

「未経験のエンジニアは基本情報を取って初めて評価されるみたいな」

エンジニアが集う交流会で会った、実務5年以上の先輩が言っていました。

この”基本情報”という資格、結構大事だそうです。


本記事では、基本情報はおすすめだということを話していきます。

1. 基本情報をおすすめする理由


この資格は、建築士や医師、弁護士の資格みたいな有名な資格ではありません。

他業種の人からしたら「何それ」で終わると思います。(実際に言われました)

でもIT系のエンジニアからしたら、前述からすごく大事な資格だということがわかります。

多分、基本情報を持ってないエンジニアもいると思います。

持っていなくても評価・昇給している先輩もいらっしゃると思います。


しかし、私みたいな未経験扱いされる駆け出しエンジニアは取得することをおすすめします。

なぜなら、先輩エンジニアの話についていけないからです。


私は1回だけ転職活動をしました。

人事部の方の他に、現役のエンジニア、リーダー、プロジェクトマネージャの方が同席している面接もありました。

面接の際、今までやってきた開発の内容について質問されるのですが、存じ上げない単語がボロボロでてきます。

実際に、当時の私がわからなかった用語や質問をいくつか挙げます。

1-1. オンプレミスかクラウドか

オンプレミスとは、お客様の企業がサーバーや通信環境などの設備・ソフトウェアを保有してシステム構築する運用方法のことです。

逆にクラウドとは、インターネット経由で自社外の設備を利用する運用方法のことです。


私が開発していたシステムはAWSというものを使用していました。これはクラウドに当てはまります。

他社のインフラエンジニアの方の話を聞く機会があったのですが、「私は今オンプレミスのシステムを担当していて、」「私のとこではオンプレもAWSも値段変わらないですね。」みたいに使われていました。

オンプレミスが気になりすぎて何の話かわからなかったです。

1-2. SELECT文って知ってる?

データベースを操作する際に利用するSQLの話です。

当時、SQLの研修はしていましたがOJTではあまり使用していませんでした。


面談の際、先輩エンジニアから「SELECT文って知ってる?」と聞かれました。

私はあまり理解していなかったので、「最初に書く約束のもの」という目でしか見ていませんでした。


「SELECT * from XXX」でXXXというテーブル名のすべてのデータを出力するという意味でした。「*」には、指定したい特定の列を指定することもできます。

私はSQLのツールでデータを見ることしかできませんでした。

1-3. あなたの言う上流工程とは何ですか?

標準的な開発工程には、要件定義、基本設計(外部設計)、詳細設計(内部設計)、開発(コーディング、プログラミング)、テスト、リリース、運用・保守という流れで開発が進んでいきます。

そのうちの要件定義と基本設計の2つの工程を上流工程といいます。

ここまでは知っていました。

しかし、これはあくまで「ウォーターフォール型開発」での話だと後で知りました。


私は将来、開発に携わりながら上流工程もできるようになれればいいなと思っていました。

なので、「将来上流工程をしたいです」と言っていましたが、それを聞いたエンジニアの方が「どういう上流工程をしたいんですか」と聞き返してきました。

私が開発していたシステムはWEBサービスで、アジャイル型開発でした。

当時の私は言っていることとやっていることが違いました。だから聞き返されたのだと思います。


エンジニアの方とシステム開発についての会話をしようと思ったら、まずITに関する知識を取り入れないといけないことを知りました。

以上のような問題は、基本情報を取ったら解決できたかもしれないです。

2. 基本情報の出題形式


基本情報技術者試験は、2023年4月5日から年間を通じてCBT方式で実施され、受験者が都合の良い時期・日時を選択して随時受験が可能になりました。

これまでは年2回(上期・下期の一定期間)で実施されていました。


また、採点がIRTに基づく方式に変更されました。

各科目(科目A試験、科目B試験)の評価点がすべて基準点以上の場合に合格となります。


科目A試験、科目B試験のいずれも小問形式に変わり、選択問題もなくなりました。

旧午後問題にあたる試験で必須解答とされていた「情報セキュリティ」と「データ構造およびアルゴリズム(疑似言語による出題)」の2つの分野を中心にした構成に変更されます。

また、個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題は、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う「疑似言語」による出題に統一されました。

3. 基本情報の過去問を見てみる

実際に令和4年の過去問を解いていきます。

以下画像は、「過去問道場」と検索したら出てきます。


アクセス時間が最も短い記憶装置を選ぶ問題です。

私はキャッシュメモリだと思ったのですが、違いました。

記憶装置は論理的な位置がCPUに近いほど高速という関係性があるそうです。

これは知らなかったです。


オープンリダイレクトという言葉は知らなかったです。

答えは「イ」です。


オープンリダイレクトについて調べてみると、Webアプリケーション内の他ページや外部サイトに遷移するためのリダイレクト機能を悪用して、被害者を攻撃者が用意したページに誘導することが可能になる脆弱性だそうです。

怖いなと思いました。


https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

4. まとめ


本記事では、基本情報をおすすめする記事でした。

私もまだまだ未熟なので、ここまで記事を読んでくださりありがとうございます。


一歩一歩進むその先に、無限の可能性が広がっていることを信じています。

最初は難しく感じることもありますが、挫折やミスは成長の一貫だと思っています。

自分のペースで着実に学び、新しい技術や知識を吸収していくことで、着実にスキルを積み重ねることができると考えています。


未知の世界に飛び込んでいく勇気を持ち、これからも自分の好奇心を大切にしたいと思います。

道は険しいこともあるかもしれませんが、それが新しい景色への扉を開くキーだと思います。


コードを書くことや業務自体は楽しいので、基本情報のような資格を取ったり、スキルシートのネタを増やしたりすることで、より自分のIT人材としての評価を上げていきたいと考えています。

頭はそれほど良くないですが、周りからサポートされて今に至ります。


駆け出しエンジニアの方、お互い頑張りましょう。