【初心者用】VB.Netとは

現在特には使用することがないのですが、様々な案件でVB.Netを使用する所が多いので気になっていました。

どのようなことに使用するのか理解していないので、どこでどんな風に利用する言語なのかまとめたいと思います。

1. そもそも Python って何?


VB.NetはVisual Basic .NETの略称でオブジェクト指向プログラミングの言語の1つであり、主な用途としてはWindowsアプリケーションの開発に適した言語になっています。

こちらの言語はVBとのバージャン違いの言語であり、シンプルで理解しやすい構文を持っており、初心者でも学びやすい言語になっています。


VB.Netは先述したとおりにオブジェクト指向プログラミング言語の特徴を持っているので、Javaなどと同じように再利用性の高いコードを作成することができます。

基本的な開発としてはWindowsアプリケーション、Windowsフォームアプリケーションなどといった開発に使用されています。


また、VB.NetはVBのバージョン違いといいましたが、VB6.0以前のバージョンとは互換性がなくVB6.0からVB.NETに移行することを推奨されています。

移行推奨理由としてはVB6.0は既にサポートが終了しているため、基本的には.NET Frameworkに対応しているバージョンを使用します。

2. VB.NETの特徴とメリット


VB.Netは様々な特徴やメリットがあり、そちらについて以下にまとめたいと思います。

2-1. フォームを使用して開発ができる

VB.Netではフォームを使用して開発をすることができ、開発中のアプリケーションに実装したい機能を、ツールボックスからボタンなどを好きなように配置して作成することができます。

直感的にデザインをできるため、開発におけるデザインの負担が減り機能の開発に専念することができます。


また、配置したボタンなどをクリックすることで、クリックイベントの作成など作業効率が上がります。

細かい設定などは各フォームにプロパティが用意されており、設定を変更することでプログラムに自動的に変換されます。

2-2. 学習コストが低い

VB.NETの構文や関数など英語に近いものになっており、エンジニアでない人でもある程度意味を理解することができます。

そのため、他の言語と比べると比較的複雑さが少なく、初心者でも学びやすいので学習コストが低い言語ではあります。


COBOLなども自然言語に近くエンジニアではない人でも学びやすい言語となっており、自然言語に近いプログラム言語に関しては初心者や非エンジニアに理解しやすい傾向があります。

他言語では構文終了の際にはセミコロンが必要になりますが、VB.NETではこちらのセミコロンは不要になっています。

2-3. 可読性が高い

VB.NETは言語の宣言方法がわかりやすく読みやすくなっているので、初心者やエンジニア以外の人でもわかりやすくなっています。

VB.NETの場合だと、「Dim 変数名 As 変数型 = "入力文字列"」のような記述となっており、変数型の宣言が変数名の後になっています。

 
そのおかげで、どの変数型のものが変数に入力されているのかわかりやすくなっています。

多くのプログラミング言語では変数を宣言する際に、基本は最初にどの型なのか宣言が必要になります。

 
また、関数の宣言では戻り値と引数などの記述も必要となり、そのあたりが初心者やエンジニア以外の人は良く分からなくなるポイント化と思います。

コードの可読性が高いものであれば、作成者以外が確認したとしてもミスを最小限に抑えたプログラムの作成が可能になります。

2-4. 挫折しにくい

VB.NETは歴史が長い言語となっており、その分情報が多く調べればある程度は解決することができます。

インターネットや書籍などに情報が豊富にあるので、エラーや不具合、開発環境構築等の様々な問題をすぐに調べて解決できます。
 
そのため、最新言語のような最新の資料やエラー・不具合などが英文のため学びにくく、スキルを身に着ける前に挫折をしてしますということが無くなります。

そのようなリスクが低くなっているのも、VB.NETの大きな利点として挙げられます。

3. VB.NETのデメリット


VB.NETは歴史が長い言語でメリットも多くありますが、最近では他に最新言語なども登場してきています。

そのため、メリット以外にもデメリットなども多く出てきてしまっています。

以下にデメリットに関してまとめたいと思います。

3-1. 汎用性が少ない

VBはWindowsプラットフォーム向けに開発されているので、MacOSやLinuxでは直接的には実行することができません。

VBのバージョン違いであるVB.NETは、.NET Frameworkなどを介してクロスプラットフォームに対応した開発を行うことができます。


ですが、Windows以外のプラットフォームによっては、OSの固有機能やライブラリを使用する場合に、プラットフォーム特有のAPIを使用する場合があります。

その場合は、VB.NETでの開発でも上記の条件に当てはまる場合は、一部の制約を受ける場合があります。


また、クロスプラットフォームでの開発では、プラットフォームごとの違いに対して、最適化や対応OSごとの条件分岐が必要になることがあり汎用性が低くなっています。

3-2. 他のプログラミング言語で代用される

VB.NETは.NET Frameworkで動作するプログラム言語ですが、.NET Frameworkで動作するプログラミング言語はC#など他のプログラミング言語でも対応しています。

ですので、VB.NET以外に汎用性や柔軟性に富んでいる言語が多くあり、最近では他の優秀な言語を使用することが多くなっています。

 
例えばC#ではマイクロソフトが開発しており、VB.NETよりも柔軟性や性能面で優れていることが多くクロスプラットフォームに対応しています。

C#はオブジェクト指向プログラム言語ですので、VB.NETとやりたいことは大体でき汎用性が高いC#の方が選ばれてしまいます。

3-3. 新規開発をすることがすくない

VBは歴史が長くそのため多くのシステム開発で使用されてきたため、基本的には既存システムの保守・回収などの案件に関わることが多くなってしまいます。

古いアプリケーションなどは特にシステムのメンテナンスが必要な場合が多くあり、これらのシステムのアップデートや機能の追加・エラーの修正などが必要になります。


VBやVB.NETのエンジニアだと上記のような案件に関わる機会が多くなってしまうため、新規開発の案件などに携わりたい場合は他のプログラミング言語を使用したほうが良い場合があります。

また、VBやVB.NETなどのレガシーシステムを使用している企業は少なくなく、既存のシステムの改修や保守の案件をしたい場合はVB.NETは良い言語かと思います。

4. まとめ


VB.NETは歴史が長い分多くの情報があり学びやすいなどのメリットがありますが、現在ではあまり使用されることが無くなってきています。

すぐになくなる言語ではありませんが、学ぶ言語としては他に選択肢があれば他の言語を学んでもよいかと思います。