Javaを使用したプログラミング作成、実行の流れ
ソースファイルをコーディングし、javacコマンドを使用してソースファイルをコンパイル。
コンパイルすることでJVMで解釈できるファイルを生成。
JVMで生成したファイルを基にjavaコマンドを使用してプログラムの実行を行う。
・エラーの種類
①コンパイルエラー
プログラムに文法的な誤りがあるとコンパイル時にエラーメッセージが表示される。
プログラムを見直して修正作業が必要。
②実行時エラー
コンパイル成功後、プログラムの実行時に検出するエラーのこと。
ソースファイルなどの原因調査を実施後、修正作業が必要。
・ソースファイルの作り方
ソースファイル作成時は以下の点に注意して作成が必要。
①ファイル名や中の文は半角英数字を使用
②ファイルの拡張子は.javaをつける
③全角空白は使用不可
・class宣言
ソースファイル内には一つ以上のクラス宣言が必要。
・main()メソッド
main()メソッドはプログラムの実行開始位置を表しているもの。
public static void main (String[] args) } {・・・}と記載が必要。
・ソースファイルとクラスファイル
ソースファイルをコンパイルした結果、生成されるクラスファイルのファイル名には、class宣言で使用したクラス名が使用されます。
例:Main.javaというソースファイルをコンパイルした際に同ソースファイル内でclass Foo { }と宣言した場合は生成されるクラスファイル名はFoo.classという名前になる。
また、一つのソースファイル内に複数のクラスを定義することも可能。
ただし、public指定のクラスはソースファイル一つにつき、一つしか記述できない。
public指定したクラス名とソースファイル名は同名でなくてはならない。
・CLASSPATH(クラスパス)
クラスパスはJava実行環境がクラス及び他のソースファイルを検索するパスを表す。
もし、javaコマンドを実行する場所(カレントディレクトリ)以外にクラスファイルがあった場合、その場所をJava実行環境に教える必要があります。
そのため、クラスパスに検索場所を設定する必要があり、その方法はCLASSPATH環境変数(OSに設定)にするかjava、javacコマンド実行時に-classpathオプションを使用することになる。
-classpathは-cpと省略可能。
例:プロンプト>java -cp user Main
・パッケージ宣言
パッケージとはクラスやインターフェースを整理する方法。
アプリケーションを開発する際に多くのクラスを使用することになるが、他から提供されているクラスと自らが作成したクラスの名前が同一になってしまうこともあります。
その際にどちらのクラスを使用するのかを判断するためにもパッケージは使用されています。
また、クラスを任意のパッケージに属させることをパッケージ化と呼びます。
ソースファイルの先頭にpackage (パッケージ名);という記述するとパッケージ化できます。
パッケージ化したクラスはパッケージ名+クラス名で扱う必要があります。
またパッケージ名に対応したディレクトリを用意してそのディレクトリの中にクラスファイルを保存する必要があります。