フロントエンド開発の勉強をしていて基本的にはNode.jsを使用していたのですが、次回はPHPを使用してサーバー側の処理を作成しようと考えているので今回まとめようと思います。
また、結構PHPを使用している所が多いようなので、知らないよりも知っている方が何かと便利かなと思います。
【初心者用】PHPとは
1. そもそもPHPって何?
PHPとは、サーバー側の処理を行うプログラミング言語で、動的なWebページを作成することができる言語となります。
長い間サーバー側の通信処理を行う言語として使われているので、使用している会社などは多くなっています。
また、初心者が学ぶ言語としても人気であり、JavaScriptやHTMLなどと比べても学習コストは低くなっています。
仕様や文法などが比較的覚えやす分類となっているので、基本の知識の習得もそれほど時間がかからず学ぶことができます。
PHPの特性の一つとして、他のプログラミング言語との組み合わせがしやすいことがあげられます。
PHPはデータベースとの連携も容易にできるので、活用されているケースが多く存在します。
2. PHPの特徴とメリット
PHPは主に5つの特徴・メリットがあります。
PHPにどのような特徴やメリットがあり、どのような場合に選ぶのかの詳細を以下にまとめます。
2-1. 学習コストが低い
PHPはプログラミング初心者からでも学びやすいプログラミング言語です。
それはなぜかというと、記述する構文のシンプルさだけでなく、歴史が長くインターネット上や書籍に多くの情報が残っていることがあげられます。
また、プログラム学習では、エラーや不明点にぶつかり学習が止まってしまうことが多くあります。
ですが、上記で上げたようにエラーや不明点を検索しただけで、対処法やヒントを得ることができるので初心者でも挫折せずに学ぶことができます。
PHPはプログラムの実行時に1行ずつ自動で変換されるインタプリタ型言語となります。
動作ができないような致命的なエラーであってもその時点までは、対象のプログラムを実行することができます。
ですので、とりあえず動かして確認することができるため、全く動かないので楽しめず挫折するなどということが起きないかと思います。
2-2. サーバー側のWeb開発に特化した言語
PHPは主にWebサイトやWebアプリケーションの開発に特化しているプログラミング言語となって慰安す。
ですので、フロントエンド開発とは違いバックエンド開発用の言語ではありますが、フロントエンド開発の人も知っている必要がある言語でもあります。
Web開発ではブラウザ上などの画面上での動作・表示されるものをフロントエンド開発といい、PHPのようなサーバーサイド側で機能する処理や動作の開発をバックエンド開発といいます。
PHPは長い間Web開発に使用されて実績も多くあり、そのため、サーバーサイド側のWeb開発では未だに需要は高い言語といえます。
そのため、とりあえずサーバーサイド側の知識が欲しい場合は、PHPから学ぶことを始めてもよいほど魅力的な言語となっています。
2-3. 構文がシンプルで分かりやすい
PHPは他のプログラミング言語と比較kすると配列の定義が自由であり、変数の方を意識しなくてよいなどの制限が少なくなっています。
そのため、意識することが少なくPHPは学習難易度が低くなり、初心者でも習得がしやすいプログラミング言語となります。
最初に難易度の低いPHPでプログラミングを学んでから、フロントエンドや多言語の勉強を進めるのもよいかと思います。
2-4. 環境構築が簡単にできる
PHPは様々なOSやWebサーバーで実行ができるようになっています。
それにより、環境による制限を受けずに幅広いシステム環境に対応することができるので、PHPは多くのWeb開発の現場で使用されています。
また、プログラムを動作させるには実行環境が必要になりますが、PHPは実行環境を構築する為のオンライン実行環境サービスなどが豊富にあります。
ですので、最初に面倒な実行するための環境構という手順をしなくてもよくなります。
2-5. PHPのフレームワーク・ライブラリ等が豊富
PHPでも効率的に開発をするために、様々なフレームワーク・ライブラリが多くあります。
サーバーサイド側の開発でPHPを使用する際に、フレームワークやライブラりを使用することで、開発のスピードや生産性などを向上させることができます。
PHPの代表的なフレームワークとして以下があります。
■Laravel
多くの人に広く使用されているフレームワーク。
初心者でも美しいコードをかけ、コードがわかりやすいく書きやすいことが魅力。
■CakePHP
名前のケーキを焼くように簡単にPHPで開発ができるフレームワークになります。
Ruby on Railsに影響を受けており、Webアプリケーションを高速に開発することができます。
■FuelPHP
FuelPHPは高速かつ軽量なオープンソースPHPフレームワークです。
高度なWebアプリケーション開発に適しており、既存のフレームワークのCakePHP、Codelgniter、Symfonyの長所が含まれています。
■Yii
大規模なWebアプリケーション開発に適したコンポーネントベースのPHPフレームワークになります。
日本では利用が少ないようですが、世界的にはエンジニアが多くいるフレームワークとなります。
上記のようなフレームワークやライブラリが多くあることで、プログラム開発において様々な状況に対応でき効率よく開発を進めることができます。
それによりエンジニアの負担軽減や開発コストを削減することができるので、PHPや開発に対応するフレームワークを使用することのメリットは大きくなります。
3. PHPのデメリット
PHPでの開発でデメリットについて以下にまとめます。
■Web開発以外では使用しにくい
PHPはWebアプリケーション開発などには活躍しますが、Web関連以外の分野では活用しにくい手というデメリットがあります。
なぜかというと、PHPはWebアプリケーション開発やスマートフォンアプリ開発などに特化しているため、それ以外の開発には向いていません。
■セキュリティーが甘い
PHPは様々なサービスに使用されており、その分情報があるので不正アクセスなどされることがあります。
セキュリティ面の脆弱性に関してはPHPの懸念点として、よく指摘されているポイントの一つです。
ですので、事前に脆弱性などに関しての対策などを立てておく必要があります。
■大規模データの高速処理
PHPは大規模データの処理をすることが可能ではあります。
ですが、インタプリタ言語であるPHPは1行ずつプログラムを実行してしまうので、実行するたびプログラムから機械語に変換されてしまいます。
そのせいで、コンパイラ型の言語よりも実行速度が遅くなってしまいます。
プログラムをすぐに実行して確認できるのはメリットではあるのですが、このような場合だとデメリットになってしまいます。
ですので、データ処理に速度性能が求められる場合は、Javaなどのコンパイラ言語の方を使用します。
基本的にはWebアプリケーション開発の場合は、特には問題にはならないですが気を付けるポイントとして覚えておいた方が良い部分です。
4. まとめ
基本的に自分の開発ではNode.jsを使用しているので、PHPは使用していませんでした。
ですが、知見を広げるという意味では、今後はNode.jsではなくPHPでサーバーサイドを作成するのもよい勉強になりそうかなと思いました。
今回様々なPHPのメリット・デメリットなど理解することができたので、それを踏まえフレームワークなど使用していきたいと思います。