データ型は、大別して「基本型(プリミティブ型)」と「参照型」の2つに分類できます。
それぞれについてざっくり説明していきます。
プリミティブ型
プリミティブ型は、「primitive(原始的な)」という名の通り、Javaの基本的な型となります。
8種類ありますが、大別すると4つに分けられます。
ここでは、それぞれの特徴とビット数(データの大きさ)について紹介していきます。
論理型
真か偽かを示すだけの型。booleanのみ。
・boolean 1ビット
整数型
小数点の無い数値。4種類あり、それぞれ表現可能範囲があります。
ビット数が多いほど範囲が広いですが、基本的にはint型が使われます。
(基本は±(2のビット数乗)/2、正はそこから-1)
・byte 8ビット
・short 16ビット
・int 32ビット
・long 64ビット
浮動小数点型
小数点のある数値。
2種類あり、整数型と同じく、ビット数が多いほど、表現範囲が広いです。
・float 32ビット
・double 64ビット
文字列型
その名の通り、文字列の型。charのみ。
・char
16ビット。Unicode文字列。単一の文字のみ表現可能。
※Javaの基本型では、複数の文字からなる文字列は表現不可。
文字列については、後述する参照型(String型等)を用いる。
参照型
参照型は、ざっくりいうと、「プリミティブ型以外のデータ型」です。
例として挙げると、StringやInteger、配列やクラス等があります。
なので、いっぱいありすぎて一つ一つ説明していくときりがなくなるので、簡単な特徴だけ説明します。
プリミティブ型と参照型は、根本的に異なる箇所があります。
それは「データの持ち方」です。
プリミティブ型は「値そのもの」を持っているのに対して、参照型は「値が格納されている場所」を持ちます。
値を、直接持っているわけではないのです。
例として、以下のようなプログラムを書いてみます。
- public class Sample {
- public static void main(String[] args) {
- int x[] = {1,2,3,4};
- System.out.println(x);
- }
- }
参照型である配列を宣言し、それを表示させるプログラムです。