ASP.NETとは、マイクロソフト社が提供しているWebサイトとWebアプリケーション(ユーザーが操作できるWebサイトのこと)を構築するためのWebフレームワーク群の一種のことです。
ASPとは、「Active Server Pages」の略で、プログラミング言語の一種ではないです(筆者が以前vb.netとか触っていて、似た感じなのかと思っていましたので、念のため)
Webフレームワークとは、「Webアプリケーション等を開発するのに必要な骨組み部分となる機能だけ用意したもの」です。
身近な例だと、「料理の素」でしょうか。「麻婆豆腐の素」とか。「カレーのルー」とか、料理の味付けに必要なものがすべて混ざっているもの、と想像するといいかもしれません。
麻婆豆腐の場合ですと、豆腐さえ用意しておけば、後は「素」を入れて炒めるだけでできたりしますが、それと似たような形です。
料理の骨子となる部分を予め用意しておくことで、ゼロから作るよりもずっと簡単に料理を作ることができる、というイメージになります。
料理と同じく、Webフレームワークは、Webアプリケーションを開発するために必要な機能が一通り揃っていて、それらを元に、目的となるアプリケーションを開発していくこととなります。
それにより、何もない状態からコードを書いていくより簡単に、かつスピーディーにWebアプリケーションなどを開発することができるようになります。
そして、そんなWebフレームワーク群であるASP.NETは、マイクロソフト社で提供しているVusualStudio等の統合開発環境(IDE)と合わせて使用することで、簡単に高機能なアプリケーションの開発を行うことができるようになります。
特にVisualStudioでは、フォーム画面のボタンをドラッグ&ドロップで設置するなど、直感的な操作が可能なので、HTTPやHTML等の基本的なWebプログラミング言語の知識も、必ずしも精通していなければならないわけではないため、よりとっつきやすいものだと考えることができるでしょう。