【初心者用】はじめてのC言語1

C言語を勉強して感じたことをまとめていきたいと思います。

専門的な用語などは別途わかりやすいように説明致します。

1. C言語とは


1972年にUNIX開発の為に作られたプログラミング言語です。

50年以上の歴史があり汎用性が高く、様々な言語に派生しているため、C言語を勉強すると他の言語にも応用が効きやすいです。

開発言語にはコンパイル型のインタプリタ型が存在するが、C言語はコンパイル型であり、ソースコードを機械語に一括変換する為、実行速度や処理性能がインタプリタ型より高いです。

またプログラム実行前に誤字や文法的なミスを見つけてくれる機能もあります。


C言語を利用して作ることができるものと言えば、例えば、WEBアプリ、スマートフォンアプリ、ロボットなどを制御するような組み込みアプリなどが挙げられます。


またコンピューターのOS(オペレーティングシステム)周りでも用いられることが多いです。

速い応答が要求される基幹システムや、機械や家電の制御などを行うプログラムの一部でも活躍しています。

C言語とはコードを書いて実際に動作させる為に「コンパイル」という行為が必要な言語を指します。

ソースコードを機械が認識できる言葉に翻訳する行為をコンパイルと呼び、コンピュータが実行しやすくなるので効率的な速い処理を実現することができるのが特徴です。

2. 環境作成

まず初めに環境作成を行います。

C言語の実行環境として今回はEclipseをインストールしていきます。


日本語版Eclipceのサイトは下記のリンクになります。
統合開発環境 Eclipse 日本語化プロジェクト - Pleiades (willbrains.jp)


最新バージョンの「Eclipse 2023」をクリックします。


今回はC言語なので、C/C++のWindows x64のFull Editionをダウンロードします。


Eclipse Pleiades All in Oneの下のリンクダブルクリックします。


インストールしたファイルを解凍する。


eclipse.exeを実行します。


任意の場所にワークスペースを指定し起動ボタンをクリックします。


eclipceが起動します。


プロジェクトの作成をクリックします。


C プロジェクトを選択し、次へボタンをクリックします。


任意のプロジェクト名を記載し、プロジェクト・タイプに「Hello World ANSIC C プロジェクト」ツールチェーンに「MinGW GCC」を選択し、完了ボタンをクリックします。


ソースコードのCファイルを右クリックし、「プロジェクトのビルド」をクリックすると、ソースコードがビルドされます。


上のメニューバーの緑の矢印のアイコンをクリックするとソースが実行され下の画面にソースの実行結果が表示されます。

以上でeclipceの環境構築とソースコードのビルド、実行の説明を終わります。

3. 画面の表示について

ここからC言語の書き方、文法について説明していこうと思います。

画面に文字や数字を表示するためにはprintf関数を使用します。


printf()の内側にダブルクォーテーションで囲った文字列を記載すると中の文字列が表示できます。

下記のように記載します。

printf(“表示させたい文字”)


printf関数には様々なオプションがあり、オプションによって文字列、数字、浮動小数点などを表示できます。

下記のように記載します。

printf(“出力変換指定子”,表示させたい変数名)


出力指定子については様々な種類があります。


#include <stdio.h>

int main(void){

    int num1 = 12345;
    double num2 = 1.2345;
    char sum1 = 'a';
    char sum2[] = "ABCDEF";

    printf("%d\n",num1); //数字の出力
    printf("%f\n",num2); //数字の出力
    printf("%c\n",sum1); //文字の出力
    printf("%s\n",sum2); //文字の出力

           retrun 0;
}

上記のスクリプトを実行すると下記のような実行結果になります。

12345
1.2345
A
ABCDEF

4. エスケープ文字

上記の画面表示をするprintf関数を使用する際に出てきた下記のコード/nは、エスケープ文字であり、改行や文字自体に意味を持つものを文字列として表示される時に使用されます。


エスケープ文字には様々な種類があります。

特殊文字    概要
\a       警告音
\b       バックスペース(カーソルを1文字左へ)
\f       フォームフィールド(次ページの先頭に)
\n       改行
\r       行頭
\t       タブ
\\       バックスラッシュ「\」、あるいは円記号「¥」を表示
\'       シングルクォーテーション「'」を表示
\"       ダブルクォーテーション「"」を表示
\?       クエスチョンマーク「?」を表示
\0       Null(ヌル)

5. 変数について

上記の画面表示をするprintf関数を使用する際に出てきた下記のコードに使用されているnum1,num2,sum1,sum2が変数になります。

    int num1 = 12345;
    double num2 = 1.2345;
    char sum1 = 'a';
    char sum2[] = "ABCDEF";

変数に右辺の文字や数字を代入して下記のコードで呼び出して使用しています。

    printf("%d\n",num1); //数字の出力
    printf("%f\n",num2); //数字の出力
    printf("%c\n",sum1); //文字の出力
    printf("%s\n",sum2); //文字の出力

変数の前に記載されているint,double,char などコードは変数の型です。

intは整数型、doubleは浮動小数点型、charは文字型になります。


下記のように記載しています。

変数の型 変数名 = 変数に代入するデータ;

6. インクルードについて

上記の画面表示をするprintf関数を使用する際に出てきた下記のコードがインクルードの分になります。

    #include <stdio.h>

インクルードとは右辺に記載されているヘッダファイルを読み込んでその内容を使用できるというものです。

<stdio.h>にはC言語で使用されている様々な関数の定義が書かれている為、printf関数も宣言せずに使用してもエラーが出ません。


個人が作成したヘッダファイルもインクルードできるので、覚えていて損はないです。

7. まとめ

今回はC言語を始まり、環境作成から画面表示とそのオプションについての説明を記載しました。

次は四則演算などを説明していけたらと思います。