汎用性が高く、機能的にも性能が高い一方、デメリットも存在します。
Javaは高性能な分、他のプログラミング言語よりもコーディングに関するルールや難しい記述が多く、習得の難易度は高い部類に入る言語である点が挙げられます。
https://eng-entrance.com/java-feature
すでにC++など構文構造が似ている他の言語を習得しているエンジニアであれば決して難しくはないといわれていますが、初めてプログラミング言語に触れる場合はオブジェクト指向という考え方を理解するまでに時間がかかるケースが少なくありません。
高い難易度の要因の1つにもなっていますが、他言語と比べたときにコードの記述量が多いです。
以下でJavaとRubyで「Hello World」を標準出力させるためのコードを比較してみました。
import java.util.*;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World");
}
}
Javaの標準出力
print("Hello World")
Rubyの標準出力
このように、JavaとRubyそれぞれのコードを比較してみると、単に文字列を出力するだけでも記述量が大幅に変わることがわかります。コードの記述量の多さは解説記事などの理解を妨げる要因となります。
習得難易度が高いため学習時間がかかることで、独学では途中で挫折してしまう人も多いでしょう。
また、Javaは大規模な開発に適している反面、小規模なシステム開発にはあまり向いているとはいえません。
Javaのメリットである拡張性を活かしきれず、開発工数のみが増えてしまう可能性があります。