Cisco IOSには様々なモードがあります。
モードによって入力ができるコマンドが異なります。
またプロンプトがモードによって異なるので現在どのモードで
操作しているかはプロンプトで確認できます。
プロンプトはホスト名の後に表示されている文字です。
ユーザEXECモードで例にあげるなら「>」がプロンプトとなります。
Router> (Routerがホスト名、>がプロンプト)
ユーザEXECモード
CLIを起動したら初めに移行するモードです。
機器のステータスを確認できますが一部確認できない項目もあります。
プロンプトは
>です。
「enable」と入力することで特権EXECモードへ移行します。
特権EXECモード
特権EXECモードは機器のステータスを制限なしに確認できるモードです。
プロンプトは
#です。
このモードではまだ機器の設定はできません。
「configure terminal」コマンドを入力してグローバルコンフィグレーションモードへ移行できます。
また「exit」コマンドでユーザEXECモードへ戻ることができます。
・configure terminalを入力
・exitを入力
グローバルコンフィグレーションモード
グローバルコンフィグレーションモードは機器全般の設定が行うことができるモードです。
プロンプトは
(config)#です。
さらにインターフェースやルーティング等の設定を行うにはさらにモードを移行する必要があります。
移行先の例として以下があります。
・インターフェースコンフィグレーションモード
・ルータコンフィグレーションモード
・ラインコンフィグレーションモード
「exit」コマンドで特権EXECモードへ戻ることができます。
様々なコンフィグレーションモードへ移行した場合も「exit」コマンドで
グローバルコンフィグレーションに戻ることができ、「end」コマンドを入力することで
グローバルコンフィグレーションを経由せずに特権EXECモードまで戻ることができます。
以下はインターフェースコンフィグレーションに移行してからグローバルコンフィグレーションモードに戻っている図になります。
①interface fastethernet 0/0コマンドでインターフェースコンフィグレーションに移行
②モードが移行されたためプロンプトが
(config-if)#に変更される。
③exitコマンドを入力
④グローバルコンフィグレーションモードに戻ったのでプロンプトがに
(config)#なる。
以下はインターフェースコンフィグレーションに移行してからendコマンドで特権EX