jQueryを使用してみよう

jQueryとはJavaScriptライブラリです。

jQueryを使うことで、インタラクティブな仕掛けもシンプルに実装出来ます。

1. jQueryのメリット


JavaScriptはWebサイトのユーザビリティを向上したり、魅力的なビジュアルエフェクトを与える際に不可欠な言語です。

とはいえ、OSやWebブラウザによって挙動が異なる場合があり、ときには複雑で拡張性にかけるコードになってしまうことがあります。


動作環境の違いに対応し、信頼性の高いコードをスピーディに記述できるライブラリが数多く発表されてきましたが、そのなかで最も注目されているのがjQueryです。

jQueryはファイルサイズが小さい為動作が軽く、基本となるイベントの操作やDOM、ビジュアルエフェクトやAjaxなど、実用的な多くの機能を標準でサポートしています。

HTML・CSSの知識や概念が応用できたり、ほかのJavaScriptライブラリとの競合が回避出来たり、拡張性が高いのもJqueryのメリットといえます。

2. Jqueryの基本構文


2-1. HTML要素の操作

対象となる要素をセレクターで指定し、その要素の内容やスタイルなどをメソッドで操作します。Jqueryではその一連の流れを簡単に記述することができます。

構文:JQuery("セレクター").メソッド(パラメータ);

以下は実装例になります。

クラス名「abcde」を持つx要素に対し、スタイルを操作するcssメソッドで背景色をグレーにする場合は次のように記述します。

記述例:jQuery("x.abcde").css({"background-color":"#eee"});

「JQuery()」という構文は「$()」とさらにシンプルな書き方に置き換えられます。

この記述の方が一般的です。

構文:$("セレクター").メソッド(パラメータ);

記述例:$("x.abcde").css({"background-color":"#eee"});


セレクターはCSSセレクターの記述方法に対応しているため、スタイルシートの知識や概念をそのまま応用できます。

3. スクリプトの動作開始タイミング



通常JavaScriptで何らかの機能を実装する場合は、イベントハンドラなどを利用して、WebブラウザがHTMLや画像などの部品を読込後スクリプトが動作するようにします。

これはJavaScriptでブラウザにまだ読み込まれていない要素に対して操作を行おうとするとエラーになってしまうためです。

ただし、WebページがWebブラウザに表示されてから動作が開始するためスクリプトの読込が終了するまでの間ユーザーがなにか操作を行った際にいとしない動作になってしまうこともあります。

JQueryではそれを防ぐ為に「$(document).ready()」というイベントが用意されています。

ready()を利用することでWebページが完全に読み込まれていなくてもHTMLの準備が整った時点でスクリプトの実行を開始することができます。

構文:$(document).ready(処理の内容);

記述例:$(document).ready(function(){
     // ここに処理を記述
    });

この$(document).ready(function(){});という構文は、$(function(){});とシンプルに書き換える事が出来ます。

この記述の方が一般的です。

構文:$(function(){処理の内容});

記述例:$(function(){
     //ここに処理を記述
    });

JQueryのコードは基本的にこの「$(function(){」~「});」の中に記述していきます。

4. メソッドチェーン


スクリプトの中では、取得した要素に対して複数の処理を連続して実行したいことがあります。

次の例では「hoge」のID名をもつdiv要素内のp要素を非表示にし、class名を”abcde”から”text”に変更した後、再表示します。

記述例:
$(“div#hoge p”).hide();
$(“div#hoge p”).removeClass(“abcde”);
$(“div#hoge p”).addClass(“text”);
$(“div#hoge p”).show();

これでは同じ要素を何度も検索するために余計なアクセスが発生し、パフォーマンスやメンテナンス性の低下につながります。

JQueryにはメソッドチェーンという仕組みが用意されています。

同じ要素に複数の操作を行っていく場合は以下のように記述することができます。

記述例:
$(“div#hoge p “).hide().removeClass(“abcde”).addClass(“text”).show();

読みやすくするために以下のように改行を入れても大丈夫です。

記述例:
$(“div#hoge p “)
 .hide()
 .removeClass(“abcde”)
 .addClass(“text”)
 .show();

このようにJQueryのメソッドは「.(ドット)」でつなぐことで連鎖(チェーン)して記述する事が出来ます。

必要な処理をシンプルに記述出来るため、非常にわかりやすいスクリプトになります。